島の子 第11号(11月発行)
11月になっても、つい先日まで、昼間は残暑を思わせる暑さが続いていましたが、急に朝夕が寒くなり、そしてあっという間に冬の寒さがやってきたように感じます。
今年も実りの秋は答志中にも到来し、10月26日(土)の文化祭から、各種大会・行事、ロードレース大会と、約2週間の間にいくつもあった『発表』の場で、一人ひとりが輝き、答志中としても素晴らしく輝いているのを感じました。学校で、授業以外の時間のほとんどを、太鼓・歌・ダンス・駅伝・部活・宿題…と、忙しく、でも前向きに、一生懸命過ごしていた成果が確かに実っています。そして、こうして目標に向かって各自で同時に答志中として頑張れる態度こそが、半年または1年かけて身につけてきた力であると言えます。がいええぞ、答志中生☆
文化祭
午前の部 体験講座「トロさわら」
10月26日(土)、午前中は、「トロさわらについて学ぶ」体験講座でした。
まずは、和具のさわら漁師・濱口照万さんに、「さわら漁」についてインタビューした動画から学びました。トロさわらが、とても希少であること、その漁はかなり繊細な作業であること、最後には「辛い辞めたい気持ちを支
えたのは、中学生の時に頑張った経験であること」を伝えてくれました。
照万さんは、答志中卒業生です。仕事について後輩たちに話す姿を誇らしく思いました。照万さん、ありがとう。
その後、調理室で、旅館・中村屋の若旦那であり料理長の中村泰久さんに、さわらの船盛りを作る実演を見せていただきました。天候などの関係で、トロさわらが入手しにくい状況の中、この講座のために、都合をつけてくださいました。滑らかな包丁さばきが本当に美しく、魚の部位の名前、捌き方など、いろんな解説をしながら進めてくださり、尊敬と感動でした。ついに船盛が出来上がった時には、全員からの大きな拍手と喝采に包まれました。
あっという間の60分でした。自分たちのお父さん的存在の方の、普段とはまた違うこの姿を、尊敬し誇りに思って、美味しさと共にふるさとの良さを心に刻む体験講座となりました。泰久さん、ありがとうございました。
【生徒感想】
さわらを捌くのを、あんな目の前で見られることは、本当に貴重でした。包丁を使い分けていて、スッと身が切れていって、見ていて気持ちが良くなりました。どれもスムーズに捌いていたけど、高度な技術がいるんだなと感じました。トロさわらは、本当においしかったです。おいしくて何回もおかわりしました。
午後の部 生徒発表
午後は、体育館で、作文発表として、1年生から「読書感想文」と3年生の「社会を明るくする運動・作文の部 保護観察所長賞」の朗読から始まりました。緊張しながらも、しっかりと思いを伝えてくれました。
学年発表では1年「防災学習」、2年「職業体験」、3年「修学旅行・藻場再生」+ダンスを発表しました。たくさんの拍手を頂く事ができました。
和太鼓の発表は、1年:「夏祭り」 2年:「山呼」 3年:「ぶちあわせ太鼓」です。文化祭が近づくにつれ、昼休みの練習に、朝の練習もしないと完成しないのでは?!と思われるほどの難しさでしたが、どの学年も、見事に熱い気持ちで乗り越え、当日が最高の仕上がりだったと思います。どの学年も当日が最高でした。
全校合唱は、心を1つにして、「地球の鼓動」を歌いました。会場中に響く歌声に心が洗われました。鳥羽市中学校音楽祭でも、ぜひ会場に響く事でしょう。
体育館内では、作品展示も行いました。
どの発表も、短期間で完成する内容ではなく、皆さんの努力・熱意を感じました。素晴らしい文化祭でした。感動をありがとう!
当日は、お忙しい中、また急な変更のある中、たくさんの保護者の皆様、地域の皆様にお越しいただくことができ、生徒の皆さんのがんばりを応援していただき、心から感謝しております。ありがとうございました。
※文化祭の様子は、Teamsの「全校生徒」の一般にアップしました。生徒用iPadから視聴できますので、ぜひご覧ください。
【配信期間:~12月23日(月)まで】
【生徒感想】
今までしてきたことすべてが出せたと思います。作品も個性が出ていたし、太鼓も練習の成果が出せていて、いい一日になりました。私たちらしいものを出せた文化祭でした。ダンスの時に、1・2年生が歌ってくれたり歓声を上げてくれたりして、体育館にいた人たち全員で盛り上がることができて、「チーム答志」だなと思えてきました。文化祭が終わって帰る時に、まだまだ余韻が残っていて、また文化祭したい!と思うぐらい出し切れたし、本当に楽しかったです。