島の子 第9号(10月発行)
学校防災デー
10月1日(火)、10月に入ったのに鳥羽市の最高気温は、15:30に
29.6℃まで上がりました。そんな暑さに負けない熱い思いで、答志中だけでなく、答志島全体の防災減災について考えることができた貴重な1日となりました。
講話1 上野教諭(本校)より
東日本大震災の遺構を視察された上野先生から「東日本大震災の傷跡
から考えたいこと」というテーマで、お話を聴きました。
生徒感想『津波が渦を巻いてやってくるという言葉に、頭が真っ白になりました。地震が起こったら、時間のある限り高い所へ逃げないと命を落とすので、自分のこととして考えていきたいです。』
講話2 澤田将宏さん(鳥羽市防災危機管理室)より
能登半島災害ボランティア活動に参加された鳥羽市防災危機管理室の澤田さんから「避難所で中学生ができること」のお話を伺いました。
生徒感想『家やお金のことは助けてもらえるので、まずは自分の命を最優にして生きることを大切にしたい。避難所では助け合うべき。避難訓練は訓練だけど、実際を想定して逃げようと思う。
防災資機材体験1 ①トイレ ②公衆電話 ③発電機 ④寝具
縦割り4班に分かれ、ローテーションで①~④を体験しました。
生徒感想 A『トイレはどこに置くのがベストなのか、夏や冬、季節によってどの場所で寝るのがいいのか、考えられて良かった。』
B『非常用の電話も、番号を覚えていないとかけられないので、しっかり家族の番号を覚えておこうと思いました。』
C『発電機は、ガスボンベ2本で1時間もつ。とても簡単に作動できて、発電機は電気をつけたり熱を作ったりする、とても重要なものだと思った。』
防災資機材体験2 ファミリーテント設置
4班がそれぞれ3つのテントを出して、いろんな人数で入りました。
生徒感想『4人で入るとギリギリ全員で寝られるくらいで、6人以上だと交代でないと寝られない。テントの中は熱がこもって暑かった。お年寄りにマットを譲って、僕は床に寝ようと思った。』
水道訓練・湯沸かし体験
答志消防団さんの水道管設置の様子を見学(一部体験)し、出た水を沸かして、テントの中で飲料しました。
生徒感想『水圧がものすごく強くて、手伝うだけでも力が必要だと思いました。やり方を覚えたので、自分達から積極的に働いていきたいと思います。心が不安でいっぱいの時には、温かい飲み物で、心が温かくなると思いました。』
講話3 澤田将宏さん「能登半島地震から学ぶこと」
鳥羽市防災危機管理室の澤田さんから「能登半島地震から学ぶこと」
というテーマでお話を伺いました。
生徒感想A『避難所は答志にも何か所かあるけれど、本当に地震が起こった時に、それで足りるのかと、能登半島地震の状況を聞いて感じました。地域住民主導で避難所を作る時に、中学生も関わってできるといいなと思いました。』
B『今日の体験で、本番さながらの活動ができ、地震・津波への不安が大きく減りました。それは、言葉だけ、頭の中だけで考えるのではなく、実際に行動して、自分の目で確認したからだと思います。今日は、とても良い体験ができました。』
前日に来校して準備をし当日も参加してくださった和具町内会役員様、水道訓練を体験させてくださった答志消防団様、水の大切さを伝えに来てくれた鳥羽市水道課様、この日の計画から当日までご指導してくださった市防災危機管理室様、そして、一緒に体験をしたり考えたりしてくださった学校運営協議会委員・保護者・地域の皆様、皆様のおかげで、生徒達は、たくさん学び考えることができました。ご協力に心から感謝いたします。ありがとうございました。今後とも、よろしくお願い致します。
10月の主な行事予定
7日(月)5限授業 部活動停止期間
8日(火)5限授業 〃
9日(水)5限授業 〃
10日(木)中間テスト
11日(金) 〃
薬物乱用防止教室
12日(土)中体連新人戦
13日(日) 〃 野球部は2日目
14日(月)祝日 スポーツの日
15日(火)3年生保育実習
16日(水)職員会議 14:40下校
21日(月)ロードレース前健診
24日(木)第1回ふるさと給食
25日(金)文化祭前日準備
26日(土)文化祭
28日(月)振替休日
29日(火)3年生実力テスト